神聖なコーラン
SURA 51-54
SURA 51.撤き散らすもの章 〔アッ・ザーリヤート〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.広く撤き散らす(風)にかけて, 2.重く(雨を)運ぶ(雲)にかけて, 3.安々と走る(船)にかけて, 4.御命を奉じて配付を司るものにかけて(誓う)。 5.あなたがたに約束されたことは,真実で, 6.本当に審判は,必ず下る。 7.おびただしい軌道をもつ天にかけて(誓う)。 8.本当にあなたがたは,信条がまちまちで, 9.これ(復活の信仰)から背く者は,(真実から)背き去る者である。 10.臆測者は処罰されよう。 11.混乱の洪水の中でぼんやりしている者, 12.かれらは,「審判の日は何時のことですか。」と問う。 13.(それは)かれらが,火獄で試・られる日。 14.(言ってやるがいい。)「あなたがたの責め苦を味わえ。これこそあなたがたが,催促して いたものである。」 15.だが主を畏れ(敬虔であっ)た者は,楽園と泉に(住・), 16.主がかれらに授けられる物を授かる。本当にかれらは,以前善行に動しんでいた。 17.かれらは,夜間でも少しだけ眠り, 18.また黎明には,御赦しを祈っていた。 19.またかれらの財産には,乞う者や,乞うこともできない困窮者たちの権利があると認識して いた。 20.地上には信心深い者たちへの種々の印があり, 21.またあなたがた自身の中にもある。それでもあなたがたは見ようとしないのか。 22.天には,あなたがたへの糧と,あなたがたに約束されたものがある。 23.それで天と地の主にかけて(誓う)。本当にそれは真実である。丁度あなたがたが話すこと が(事実で)あるように。 24.あなたがたは,イブラーヒームの尊い賓客たちの物語を聞いたのか。 25.かれらはかれ(イブラーヒーム)の家に入って,「平安あれ。」と言った時,かれも「平安 あれ。見知らぬ方々よ。」と答えた。 26.それでかれはそっと家族のところに引き返し,肥えた仔牛(の焼肉)を持って出て, 27.それをかれらの前に置いた。(だが手を付けないので)かれは言った。「あなたがたは,召 し上りませんか。」 28.かれは,かれら(賓客)が薄気味悪くなり,心配になった。かれらは「恐れるには及びませ ん。」と言い,やがて,かれに賢い息子が授かるであろうという吉報を伝えた。 29.するとかれの妻は声をあげて進・出て,額を打って,「わたしは老婆で,石女ですのに。」 と言った。30.かれらは言った。「あなたの主がこう仰せられたのです。本当にかれは英明にして全知であ られます。」 31.かれは言った。「それで,あなたがたの御用件は何ですか,使徒の方がたよ。」 32.かれらは,「わたしたちは罪深い民に遣わされたのです。 33.泥の磔を(雨のように)かれらの上に降らすために。 34.放埓を尽す者にたいして,主の御許で印された(泥の磔を降らそう)。」と言った。 35.それから,われはそこにいた信者たちを立ちのかせようとした。 36.しかし,その(町の)中で見出したムスリムの家は,只の一軒だけであった。 37.われは痛ましい懲罰を,恐れる者のために一つの印としてそこに残した。 38.またムーサーにも(印があった)。われが明らかな権威を授けて,かれをフィルアウンに遣 わした時を思い起せ。 39.かれ(フィルアウン)はその権勢を傘に,背を向け,「こいつは魔術師か,それとも気違い だ。」と言った。 40.それであれは,かれとその軍勢を捕えて海に投げ込んだ。本当にかれは,けしからぬ者であ った。 41.またアードにも(印があった)。われが惨害を(西?)す風をかれらに送った時を思い起せ。 42.それはかれらを襲って,凡てを壊滅し廃墟のようにして,何も残さなかった。 43.またサムードにも(印があった)。「束の間(のあなたがたの生)を楽しめ。」と言われた 時を思い起しなさい。 44.その時かれらは,主の命令に横柄に背いたので,あれよと見ているまに雷に襲われた。 45.最早かれらは起き上ることも出来ず,また守ることも出来なかった。 46.以前にも,ヌーフの民を(われは滅ぼした)。本当にかれらは反逆の民であった。 47.われは偉力をもって天を打ち建て,果しない広がりにした。 48.またわれは大地を打ち広げた。何と見事に広げたことよ。 49.またわれは,凡てのものを両性に創った。あなたがたは訓戒を受け入れるであろう(という 配慮から)。 50.「それであなたがたは,アッラーの祢護の下に赴け。本当にわたしはかれからあなたがたに 遣わされた公明な警告者である。 51.それでアッラーと一緒に外の神を立ててはならない。本当にわたしは,かれからあなたがた に遣わされた公明な警告者である」。52.同様にかれら以前の者も,使徒がかれらにやって来る度に,「魔術師か,または気違いだ。 」と言った。 53.かれらはそれを遺訓として継承して来たのか。いや,かれらは法外の民である。 54.それで,かれらを避けて去れ。あなたがたは(かれらの行いに対して)咎めはないのである 。 55.だが訓戒しなさい。訓戒は信者たちを益する。 56.ジンと人間を創ったのはわれに仕えさせるため。 57.われはかれらにどんな糧も求めず,また扶養されることも求めない。 58.本当にアッラーこそは,糧を授けられる御方,堅固なる偉力の主であられる。 59.悪行の徒の授かり分(罰)は,かれらの仲間の授かり分(罰)と同じであろう。だからそう (われを)急き立てなくてもいい。 60.信仰しない者に災いあれ。約束の日がかれらに必ずやって来る。
SURA 52.山章 〔アッ・トール〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.かの(啓示の)山にかけて(誓う)。 2.整然と書き記された啓典にかけて, 3.巻かれていない羊皮紙に, 4.不断に詣でられる聖殿にかけて, 5.高く掲げられた天蓋にかけて, 6.漲り(温?)れる大洋にかけて(誓う)。 7.本当に主の懲罰は必ず下る。 8.それは避け得ない。 9.その日,天は大いにゆらゆらと揺れ, 10.また山々は揺ぎ動くであろう。 11.その日,(真理を)虚偽であるとした者に災いあれ。 12.虚しい事に戯れていた者たちに。 13.かれらが(もの凄い力で)地獄の火の中に突き落されるその日, 14.(こう言われよう。)「これこそは,あなたがたが虚偽であるとしていた地獄の業火である 15.これでも魔術なのか。それともあなたがたは,見えないのか。 16.あなたがたはそこで焼かれるがいい。あなたがたがそれを耐え忍んでも,忍ばなくても同じ こと。あなたがたが行ったことに,報いられるだけである。」 17.主を畏れた者たちは必ず楽園の歓びの中に置り, 18.主がかれらに与えるものに歓喜し,また主が獄火の懲罰からかれらを救われたことを喜ぶ。 19.(かれらには言われよう。)「楽しんで食べ,且つ飲め。これもあなたがたの(善い)行い のためである」。 20.かれらは並べられたソファーに寄りかかり,われは美しい目の乙女たちをかれらの配偶者に するであろう。 21.信仰する者たち,またかれらに従った信心深い子孫の者たち,われは,それらの者を(楽園 において)一緒にする。かれらの凡ての行為に対し,少しも(報奨を)軽減しないであろう。誰 もがその稼ぎにたいし,報酬を受ける。 22.またわれは果物,肉,その外かれらの望むものを与えよう。 23.かれらはそこで栗いに杯を交そう。その時にも虚しい話にふけることなく,乱暴も犯さない 。 24.かれらの周には,秘められた真珠のような子供が傅いて巡る。 25.かれらは栗いに近寄って,尋ね合い, 26.言っていた。「以前,わたしたちは家族の間にいてもいつも気を遺っていた。 27.だがアッラーは,わたしたちに御恵・を与えられ,熱風の懲罰から御救い下された。 28.以前からわたしたちは,かれに祈っていたのです。本当にかれは恵・厚く,慈悲深き御方で あられる」 29.さあ,かれらに訓戒しなさい。主の恩恵によって,あなたは占い師でも気違いでもない。 30.またかれらは,「只の詩人だ。かれの運勢が逆転するのを待とう」と言う。 31.言ってやるがいい。「待っているがいい。わたしもあなたがたと共に待っていよう。」 32.一体かれらの貧しい理解力がこう命じたのか,それともかれらは法外な民なのか。 33.または,「かれ(ムハンマド)がこれを偽作したのである。」と言うのか。いや,かれらは 信じてはいないのである。 34.もしかれらの言葉が真実なら,これと同じ御告げをもってこさせるがよい。 35.かれらは無から創られたのではないか。それともかれら自身が創造者なのか。36.それともかれらが,天と地を創造したのか。いや,かれらにはしっかりした信仰がないので ある。 37.それともかれらは,あなたの主の様々な宝物を持っているのか。または(事物の)管理者な のか。 38.それともかれらには梯子があって,それで(天に登り,その秘密を)聞くことが出来るのか 。それなら聞いたという者に,明確な証拠を持って来させるがよい。 39.それともあなたがたには息子があって,かれには娘がある(だけ)というのか。 40.それともあなたが,かれらに報酬を求め,それでかれらは負債の重荷を負っているというの か。 41.それとも幽玄界のことがすっかり分っていて,それを書き留めているというのか。 42.それとも(あなたに対して)策を巡らす積もりか。だが背信者たちこそ,策謀にかかるであ ろう。 43.それともかれらは,アッラー以外に神があるというのか。アッラーに讃えあれ,かれは配す るもの(邪神)の上にいと高くおられる。 44.仮令天の一角が(かれらの上に)落ちるのを見ても,かれらは,「積・重なった雲です。」 と言うであろう。 45.かれらは,(恐れのために)そこに昏倒する(審判の)日に会うまで,放って置け。 46.その日かれらの策謀は,何の益もなく,結局かれらは助けられないであろう。 47.本当に不義な行いの者には,この外にも懲罰がある。だが,かれらの多くは気付かない。 48.それで主の裁きを耐え忍んで待て。本当にわれはあなたがたを見守っている。そしてあなた が立ち上がる時は,主を讃えなさい。 49.夜中に,また星々が退く時にも,かれを讃えなさい。
SURA 53.星章 〔アン・ナジュム〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.沈・ゆく星にかけて(誓う)。 2.あなたがたの同僚は,迷っているのではなく,また間違っているのでもない。 3.また(自分の)望むことを言っているのでもない。 4.それはかれに啓示された,御告げに外ならない。 5.ならびない偉力の持主が,かれに教えたのは, 6.優れた知力の持主である。真っ直ぐに立って, 7.かれは地平の最も高い所に現われた。 8.それから降りて来て,近付いた。 9.凡そ弓2つ,いやそれよりも近い距離であったか。た。 10.そしてしもべ(ムハンマド)に,かれの啓示を告げた。 11.心は自分が見たことを偽らない。 12.かれの見たことに就いて,あなたがたはかれと論争するのか。 13.本当にかれ(ムハンマド)は,再度の降下においても,かれ(ジブリール)を見たのである 。 14.(誰も越せない)涯にある,スィドラ木の傍で。 15.そのそばに終の住まいの楽園がある。 16.覆うものがスィドラ木をこんもりと覆う時。 17.(かれの)視線は吸い寄せられ,また(不躾に)度を過ごすこともない。 18.かれは確かに,主の最大の印を見たのである。 19.あなたがたは,アッラートとウッザーを(何であると)考えるか。 20.それから第3番目のマナートを。 21.あなたがたには男子があり,かれには女子があるというのか。 22.それでは,本当に不当な分け方であろう。 23.それらは,あなたがたや祖先たちが名付けた(只の)名前に過ぎない。アッラーは(どんな )権威をも,それらに下されなかった。かれら(不信心者)は,虚しい臆測や私慾に従っている に過ぎない。既に主からの導きが,かれらに来ているのに。 24.凡そ人間には,欲しいものは何でも手にはいるのか。 25.いや,来世も現世も,アッラーの有である。 26.天に如何に天使がいても,アッラーが望まれ,その御喜びにあずかる者にたいする御許しが でた後でなければ,かれら(天使)の執り成しは何の役にも立たない。 27.本当に来世を信じない者は,天使に女性の名を付けたりする。 28.かれらは(何の)知識もなく,臆測に従うだけである。だが真理に対しては,臆測など何も 役立つ訳はない。 29.それであなたはわれの訓戒に背を向ける者,またこの世の生活しか望まない者から遠ざかれ 30.この程度(現世の生活)が,かれらの知識の届く限界である。本当に主は,道から迷ってい る者を最もよく知っておられる。またかれは,導きを受ける者を最もよく知っておられる。 31.本当に天にあり地にある凡てのものは,アッラーの有である。だから悪行の徒には相応しい 報いを与えられ,また善行の徒には最善のもので報われる。 32.小さい誤ちは別として,大罪や破廉恥な行為を避ける者には,主の容赦は本当に広大である 。かれは大地から創り出された時のあなたがたに就いて,また,あなたがたが母の胎内に潜んで いた時のあなたがたに就いて,最もよく知っておられる。だから,あなたがたは自分で清浄ぶっ てはならない。かれは主を畏れる者を最もよく知っておられる。 33.あなたは(真理から)背き去る者を見たか。 34.僅かに施しをしては,(物借・して)止める。 35.そういう者に幽玄界の知識があって,それで何でも見えるというのか。 36.それとも,ムーサーの書にあることが,告げられたことはないのか。 37.また(約束を)完全に果たしたイブラーヒームのことも。 38.重荷を負う者は,他人の重荷を負うことは出来ない。 39.人間は,その努力したもの以外,何も得ることは出来ない。 40.その努力(の成果)は,やがて認められるであろう。 41.やがて報奨は,十分に報いられる。 42.本当にあなたの主にこそ,帰着所はある。 43.かれこそは,笑わせ泣かせる御方。 44.また死なせ,生かす御方である。 45.本当にかれは,男と女の組・合わせを創られた。 46.それも精液を吹き込むことで。 47.また2度目の創造(の復活)も,かれの御心のままである。 48.かれこそは富ませ,また満ち足りさせる御方。 49.また狼星(シリウス)の主もこの御方。 50.かれは昔アード(の民)を滅ぼし。 51.またサムードも一人残さず滅ぼされた。 52.それ以前にヌーフの民も。本当にかれらは,酷い不義,不正の輩であった。 53.また(ソドムとゴモラのように)転覆された諸都市。54.そしてかれはそれを覆い去られた。 55.(人びとよ,)一体主のどの御恵・に,あなたがたは異論を抱くのか。 56.これは,昔の警告者たちと同じ一人の警告者である。 57.(審判の時は)近くに迫って来ている。 58.それはアッラーの外何者も明らかにし得えない。 59.あなたがたはこの話を聞いて驚いているのか。 60.嘲笑はしても,泣かないのか。 61.あなたがたは,自惚の中で時を過ごすのか。 62.一途にアッラーにサジダし,(かれに)仕えなさい。〔サシダ〕
SURA 54.月章 〔アル・カマル〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.時は近づき,月は微塵に裂けた。 2.かれらは仮令印を見ても,背き去つて,「これは相変らずの魔術だ。」と言うであろう。 3.かれらは(訓戒を)虚偽であるとし,自分の欲望に従ってきた。だが一切の事には,定められ た結末がある。 4.これまで,様々な消息は,既に(宙?)され,それで充分自制出来たはず。 5.それはめざましい英知であった。だが警告は役立たなかった。 6.だからあなたは,かれらから遠ざかれ。召集者が嫌われるところへ呼び出す日。 7.かれらは目を伏せて,丁度バッタが散らばるように墓場から出て来て, 8.召集者の方に急ぐ。不信心者たちは言う。「これは大難の日です。」 9.かれら以前に,ヌーフの民も(その預言者を)虚偽とし,わがしもべを嘘付き呼ばわりし,「 気違いです。」と言って追放した。 10.それでかれは主に,「わたしは,本当に力尽きました。どうか御助け下さい。」と祈った。 11.それでわれは,天の諸門を開き水を注ぎ降らせた。 12.また大地に諸泉を噴出させ,水は合わさり,かねての神命によること(洪水)が起きた。 13.しかしわれは板と釘で造ったもの(方舟)にかれを乗せてやった。 14.わが見守る中でそれは走った。これが(皆から)退けられたあの者への報いである。 15.われはこれを一つの印として残した。さて誰か悟ろ者はあるか。16.さあわが懲罰と戒めとはどうであったか。 17.本当にわれは,クルアーンを易しく説き明した。さあ,誰か悟る者があるか。 18.アード(の民)も(真理を)虚偽であるとした。それでわが懲罰と戒めとはどうであったか 。 19.われは災厄の打ち続く日に,かれらに対し荒れ狂う風を送った。 20.すると人間は,根こそぎになった。ナツメヤンの切り株のように,むしり去られた。 21.あの時のわが懲罰と戒めとはどうであったか。 22.誠にわれは,クルアーンを易しく説き明かした。さて,誰か悟る者があるか。 23.サムード(もまた)警告を虚偽であるとした。 24.そしてかれらは言った。「何と,わたしたちの中の一介の人間ではないですか。どうしてこ んな者に従いますか。それこそ邪道,気違い沙汰です。 25.わたしたちの間でかれだけに啓示が下されたのですか。いや,かれは大嘘付きです。」 26.(仰せられた。)「かれらは明日知るであろう。どちらが大嘘付きであるかを。 27.本当にわれは,かれらを試・るため雌ラクダを送るであろう。あなたは耐え忍びかれらを見 守れ。 28.そしてかれらにラクダと水を分配し,順番に飲むよう伝えなさい。 29.だがかれらは仲間を呼び寄せ,その男は(剣を)手にとると膝の腱を切ってしまった。 30.その時のわが懲罰と戒めとがどうであったか。 31.本当にわれは,かれらに向っかて(耳をつんざく)一声を下すと,かれらは家畜の囲いに使 われる枯れ株のようになった。 32.われは,クルアーンを易しく説き明した。さて,誰か悟る者があるか。 33.ルートの民も警告を虚偽であるとした。 34.われは砂石の嵐をかれらに送った。ルートの家族だけは別であった。黎明にかれらを救い, 35.われからの恩恵とした。このようにわれは感謝する者に報いる。 36.(ルートは)わが懲罰をかれらに警告したのだが,かれらはその警告に就いて疑惑の念を抱 いた。 37.そしてかれの賓客(天使)を,かれから奪おうとしたので,われはかれらの目を潰した。「 さあ,わが懲罰と警告を味わえ。」 38.あくる朝,永遠の懲罰がかれらに下った。 39.「さあわが懲罰と警告を味わえ。」 40.われは,クルアーンを易しく説き明した。さあ,誰か悟る者があるか。 41.本当にフィルアウンの一族にも警告者が遣わされた。 42.(だが)われの種々の印を虚偽であるとした。それでわれは,偉大で強力な者の一(組?)・で ,かれらを捕えた。 43.あなたがた不信心者(クライシュ族)の方が,これらの者よりも優れているのか。それとも 啓典の中にあなたがたのための赦免があるのか。 44.それともかれらは,「わたしたちは皆勝利を得る者です。」とでも言うのか。 45.やがてこれらの人々は敗れ去り,逃げ去るであろう。 46.いや(審判の)時は,かれらに約束された期限である。しかもその時には,最も嘆かわしい 最も苦しい目にあうであろう。 47.本当にこれらの罪を犯している者たちは,迷っているか,気違いである。 48.火の中に顔を下にして引きずられるその日,かれらは,「猛火の触れ具合を味わいなさい。 」(と言われよう)。 49.本当にわれは凡ての事物を,きちんと計って創造した。 50.またわが命令は只一言,瞬のようなものである。 51.われはこれまで,あなたがた(マッカの多神教徒)の同類を滅ぼした。さて,誰か悟る者が あるか。 52.かれらの所行は,書冊に凡て記録されている。 53.大小凡てのことが,等しく書き留められている。 54.本当に主を畏れる者は,園と川のある, 55.全能の王者の御許の,真理の座に(住むのである)。
日本語の意味の翻訳
ウィリアムブラウン著書式作成
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SURA 51-54
SURA 51.撤き散らすもの章 〔アッ・ザーリヤート〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.広く撤き散らす(風)にかけて, 2.重く(雨を)運ぶ(雲)にかけて, 3.安々と走る(船)にかけて, 4.御命を奉じて配付を司るものにかけて(誓う)。 5.あなたがたに約束されたことは,真実で, 6.本当に審判は,必ず下る。 7.おびただしい軌道をもつ天にかけて(誓う)。 8.本当にあなたがたは,信条がまちまちで, 9.これ(復活の信仰)から背く者は,(真実から)背き去る者である。 10.臆測者は処罰されよう。 11.混乱の洪水の中でぼんやりしている者, 12.かれらは,「審判の日は何時のことですか。」と問う。 13.(それは)かれらが,火獄で試・られる日。 14.(言ってやるがいい。)「あなたがたの責め苦を味わえ。これこそあなたがたが,催促して いたものである。」 15.だが主を畏れ(敬虔であっ)た者は,楽園と泉に(住・), 16.主がかれらに授けられる物を授かる。本当にかれらは,以前善行に動しんでいた。 17.かれらは,夜間でも少しだけ眠り, 18.また黎明には,御赦しを祈っていた。 19.またかれらの財産には,乞う者や,乞うこともできない困窮者たちの権利があると認識して いた。 20.地上には信心深い者たちへの種々の印があり, 21.またあなたがた自身の中にもある。それでもあなたがたは見ようとしないのか。 22.天には,あなたがたへの糧と,あなたがたに約束されたものがある。 23.それで天と地の主にかけて(誓う)。本当にそれは真実である。丁度あなたがたが話すこと が(事実で)あるように。 24.あなたがたは,イブラーヒームの尊い賓客たちの物語を聞いたのか。 25.かれらはかれ(イブラーヒーム)の家に入って,「平安あれ。」と言った時,かれも「平安 あれ。見知らぬ方々よ。」と答えた。 26.それでかれはそっと家族のところに引き返し,肥えた仔牛(の焼肉)を持って出て, 27.それをかれらの前に置いた。(だが手を付けないので)かれは言った。「あなたがたは,召 し上りませんか。」 28.かれは,かれら(賓客)が薄気味悪くなり,心配になった。かれらは「恐れるには及びませ ん。」と言い,やがて,かれに賢い息子が授かるであろうという吉報を伝えた。 29.するとかれの妻は声をあげて進・出て,額を打って,「わたしは老婆で,石女ですのに。」 と言った。30.かれらは言った。「あなたの主がこう仰せられたのです。本当にかれは英明にして全知であ られます。」 31.かれは言った。「それで,あなたがたの御用件は何ですか,使徒の方がたよ。」 32.かれらは,「わたしたちは罪深い民に遣わされたのです。 33.泥の磔を(雨のように)かれらの上に降らすために。 34.放埓を尽す者にたいして,主の御許で印された(泥の磔を降らそう)。」と言った。 35.それから,われはそこにいた信者たちを立ちのかせようとした。 36.しかし,その(町の)中で見出したムスリムの家は,只の一軒だけであった。 37.われは痛ましい懲罰を,恐れる者のために一つの印としてそこに残した。 38.またムーサーにも(印があった)。われが明らかな権威を授けて,かれをフィルアウンに遣 わした時を思い起せ。 39.かれ(フィルアウン)はその権勢を傘に,背を向け,「こいつは魔術師か,それとも気違い だ。」と言った。 40.それであれは,かれとその軍勢を捕えて海に投げ込んだ。本当にかれは,けしからぬ者であ った。 41.またアードにも(印があった)。われが惨害を(西?)す風をかれらに送った時を思い起せ。 42.それはかれらを襲って,凡てを壊滅し廃墟のようにして,何も残さなかった。 43.またサムードにも(印があった)。「束の間(のあなたがたの生)を楽しめ。」と言われた 時を思い起しなさい。 44.その時かれらは,主の命令に横柄に背いたので,あれよと見ているまに雷に襲われた。 45.最早かれらは起き上ることも出来ず,また守ることも出来なかった。 46.以前にも,ヌーフの民を(われは滅ぼした)。本当にかれらは反逆の民であった。 47.われは偉力をもって天を打ち建て,果しない広がりにした。 48.またわれは大地を打ち広げた。何と見事に広げたことよ。 49.またわれは,凡てのものを両性に創った。あなたがたは訓戒を受け入れるであろう(という 配慮から)。 50.「それであなたがたは,アッラーの祢護の下に赴け。本当にわたしはかれからあなたがたに 遣わされた公明な警告者である。 51.それでアッラーと一緒に外の神を立ててはならない。本当にわたしは,かれからあなたがた に遣わされた公明な警告者である」。52.同様にかれら以前の者も,使徒がかれらにやって来る度に,「魔術師か,または気違いだ。 」と言った。 53.かれらはそれを遺訓として継承して来たのか。いや,かれらは法外の民である。 54.それで,かれらを避けて去れ。あなたがたは(かれらの行いに対して)咎めはないのである 。 55.だが訓戒しなさい。訓戒は信者たちを益する。 56.ジンと人間を創ったのはわれに仕えさせるため。 57.われはかれらにどんな糧も求めず,また扶養されることも求めない。 58.本当にアッラーこそは,糧を授けられる御方,堅固なる偉力の主であられる。 59.悪行の徒の授かり分(罰)は,かれらの仲間の授かり分(罰)と同じであろう。だからそう (われを)急き立てなくてもいい。 60.信仰しない者に災いあれ。約束の日がかれらに必ずやって来る。
SURA 52.山章 〔アッ・トール〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.かの(啓示の)山にかけて(誓う)。 2.整然と書き記された啓典にかけて, 3.巻かれていない羊皮紙に, 4.不断に詣でられる聖殿にかけて, 5.高く掲げられた天蓋にかけて, 6.漲り(温?)れる大洋にかけて(誓う)。 7.本当に主の懲罰は必ず下る。 8.それは避け得ない。 9.その日,天は大いにゆらゆらと揺れ, 10.また山々は揺ぎ動くであろう。 11.その日,(真理を)虚偽であるとした者に災いあれ。 12.虚しい事に戯れていた者たちに。 13.かれらが(もの凄い力で)地獄の火の中に突き落されるその日, 14.(こう言われよう。)「これこそは,あなたがたが虚偽であるとしていた地獄の業火である 15.これでも魔術なのか。それともあなたがたは,見えないのか。 16.あなたがたはそこで焼かれるがいい。あなたがたがそれを耐え忍んでも,忍ばなくても同じ こと。あなたがたが行ったことに,報いられるだけである。」 17.主を畏れた者たちは必ず楽園の歓びの中に置り, 18.主がかれらに与えるものに歓喜し,また主が獄火の懲罰からかれらを救われたことを喜ぶ。 19.(かれらには言われよう。)「楽しんで食べ,且つ飲め。これもあなたがたの(善い)行い のためである」。 20.かれらは並べられたソファーに寄りかかり,われは美しい目の乙女たちをかれらの配偶者に するであろう。 21.信仰する者たち,またかれらに従った信心深い子孫の者たち,われは,それらの者を(楽園 において)一緒にする。かれらの凡ての行為に対し,少しも(報奨を)軽減しないであろう。誰 もがその稼ぎにたいし,報酬を受ける。 22.またわれは果物,肉,その外かれらの望むものを与えよう。 23.かれらはそこで栗いに杯を交そう。その時にも虚しい話にふけることなく,乱暴も犯さない 。 24.かれらの周には,秘められた真珠のような子供が傅いて巡る。 25.かれらは栗いに近寄って,尋ね合い, 26.言っていた。「以前,わたしたちは家族の間にいてもいつも気を遺っていた。 27.だがアッラーは,わたしたちに御恵・を与えられ,熱風の懲罰から御救い下された。 28.以前からわたしたちは,かれに祈っていたのです。本当にかれは恵・厚く,慈悲深き御方で あられる」 29.さあ,かれらに訓戒しなさい。主の恩恵によって,あなたは占い師でも気違いでもない。 30.またかれらは,「只の詩人だ。かれの運勢が逆転するのを待とう」と言う。 31.言ってやるがいい。「待っているがいい。わたしもあなたがたと共に待っていよう。」 32.一体かれらの貧しい理解力がこう命じたのか,それともかれらは法外な民なのか。 33.または,「かれ(ムハンマド)がこれを偽作したのである。」と言うのか。いや,かれらは 信じてはいないのである。 34.もしかれらの言葉が真実なら,これと同じ御告げをもってこさせるがよい。 35.かれらは無から創られたのではないか。それともかれら自身が創造者なのか。36.それともかれらが,天と地を創造したのか。いや,かれらにはしっかりした信仰がないので ある。 37.それともかれらは,あなたの主の様々な宝物を持っているのか。または(事物の)管理者な のか。 38.それともかれらには梯子があって,それで(天に登り,その秘密を)聞くことが出来るのか 。それなら聞いたという者に,明確な証拠を持って来させるがよい。 39.それともあなたがたには息子があって,かれには娘がある(だけ)というのか。 40.それともあなたが,かれらに報酬を求め,それでかれらは負債の重荷を負っているというの か。 41.それとも幽玄界のことがすっかり分っていて,それを書き留めているというのか。 42.それとも(あなたに対して)策を巡らす積もりか。だが背信者たちこそ,策謀にかかるであ ろう。 43.それともかれらは,アッラー以外に神があるというのか。アッラーに讃えあれ,かれは配す るもの(邪神)の上にいと高くおられる。 44.仮令天の一角が(かれらの上に)落ちるのを見ても,かれらは,「積・重なった雲です。」 と言うであろう。 45.かれらは,(恐れのために)そこに昏倒する(審判の)日に会うまで,放って置け。 46.その日かれらの策謀は,何の益もなく,結局かれらは助けられないであろう。 47.本当に不義な行いの者には,この外にも懲罰がある。だが,かれらの多くは気付かない。 48.それで主の裁きを耐え忍んで待て。本当にわれはあなたがたを見守っている。そしてあなた が立ち上がる時は,主を讃えなさい。 49.夜中に,また星々が退く時にも,かれを讃えなさい。
SURA 53.星章 〔アン・ナジュム〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.沈・ゆく星にかけて(誓う)。 2.あなたがたの同僚は,迷っているのではなく,また間違っているのでもない。 3.また(自分の)望むことを言っているのでもない。 4.それはかれに啓示された,御告げに外ならない。 5.ならびない偉力の持主が,かれに教えたのは, 6.優れた知力の持主である。真っ直ぐに立って, 7.かれは地平の最も高い所に現われた。 8.それから降りて来て,近付いた。 9.凡そ弓2つ,いやそれよりも近い距離であったか。た。 10.そしてしもべ(ムハンマド)に,かれの啓示を告げた。 11.心は自分が見たことを偽らない。 12.かれの見たことに就いて,あなたがたはかれと論争するのか。 13.本当にかれ(ムハンマド)は,再度の降下においても,かれ(ジブリール)を見たのである 。 14.(誰も越せない)涯にある,スィドラ木の傍で。 15.そのそばに終の住まいの楽園がある。 16.覆うものがスィドラ木をこんもりと覆う時。 17.(かれの)視線は吸い寄せられ,また(不躾に)度を過ごすこともない。 18.かれは確かに,主の最大の印を見たのである。 19.あなたがたは,アッラートとウッザーを(何であると)考えるか。 20.それから第3番目のマナートを。 21.あなたがたには男子があり,かれには女子があるというのか。 22.それでは,本当に不当な分け方であろう。 23.それらは,あなたがたや祖先たちが名付けた(只の)名前に過ぎない。アッラーは(どんな )権威をも,それらに下されなかった。かれら(不信心者)は,虚しい臆測や私慾に従っている に過ぎない。既に主からの導きが,かれらに来ているのに。 24.凡そ人間には,欲しいものは何でも手にはいるのか。 25.いや,来世も現世も,アッラーの有である。 26.天に如何に天使がいても,アッラーが望まれ,その御喜びにあずかる者にたいする御許しが でた後でなければ,かれら(天使)の執り成しは何の役にも立たない。 27.本当に来世を信じない者は,天使に女性の名を付けたりする。 28.かれらは(何の)知識もなく,臆測に従うだけである。だが真理に対しては,臆測など何も 役立つ訳はない。 29.それであなたはわれの訓戒に背を向ける者,またこの世の生活しか望まない者から遠ざかれ 30.この程度(現世の生活)が,かれらの知識の届く限界である。本当に主は,道から迷ってい る者を最もよく知っておられる。またかれは,導きを受ける者を最もよく知っておられる。 31.本当に天にあり地にある凡てのものは,アッラーの有である。だから悪行の徒には相応しい 報いを与えられ,また善行の徒には最善のもので報われる。 32.小さい誤ちは別として,大罪や破廉恥な行為を避ける者には,主の容赦は本当に広大である 。かれは大地から創り出された時のあなたがたに就いて,また,あなたがたが母の胎内に潜んで いた時のあなたがたに就いて,最もよく知っておられる。だから,あなたがたは自分で清浄ぶっ てはならない。かれは主を畏れる者を最もよく知っておられる。 33.あなたは(真理から)背き去る者を見たか。 34.僅かに施しをしては,(物借・して)止める。 35.そういう者に幽玄界の知識があって,それで何でも見えるというのか。 36.それとも,ムーサーの書にあることが,告げられたことはないのか。 37.また(約束を)完全に果たしたイブラーヒームのことも。 38.重荷を負う者は,他人の重荷を負うことは出来ない。 39.人間は,その努力したもの以外,何も得ることは出来ない。 40.その努力(の成果)は,やがて認められるであろう。 41.やがて報奨は,十分に報いられる。 42.本当にあなたの主にこそ,帰着所はある。 43.かれこそは,笑わせ泣かせる御方。 44.また死なせ,生かす御方である。 45.本当にかれは,男と女の組・合わせを創られた。 46.それも精液を吹き込むことで。 47.また2度目の創造(の復活)も,かれの御心のままである。 48.かれこそは富ませ,また満ち足りさせる御方。 49.また狼星(シリウス)の主もこの御方。 50.かれは昔アード(の民)を滅ぼし。 51.またサムードも一人残さず滅ぼされた。 52.それ以前にヌーフの民も。本当にかれらは,酷い不義,不正の輩であった。 53.また(ソドムとゴモラのように)転覆された諸都市。54.そしてかれはそれを覆い去られた。 55.(人びとよ,)一体主のどの御恵・に,あなたがたは異論を抱くのか。 56.これは,昔の警告者たちと同じ一人の警告者である。 57.(審判の時は)近くに迫って来ている。 58.それはアッラーの外何者も明らかにし得えない。 59.あなたがたはこの話を聞いて驚いているのか。 60.嘲笑はしても,泣かないのか。 61.あなたがたは,自惚の中で時を過ごすのか。 62.一途にアッラーにサジダし,(かれに)仕えなさい。〔サシダ〕
SURA 54.月章 〔アル・カマル〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.時は近づき,月は微塵に裂けた。 2.かれらは仮令印を見ても,背き去つて,「これは相変らずの魔術だ。」と言うであろう。 3.かれらは(訓戒を)虚偽であるとし,自分の欲望に従ってきた。だが一切の事には,定められ た結末がある。 4.これまで,様々な消息は,既に(宙?)され,それで充分自制出来たはず。 5.それはめざましい英知であった。だが警告は役立たなかった。 6.だからあなたは,かれらから遠ざかれ。召集者が嫌われるところへ呼び出す日。 7.かれらは目を伏せて,丁度バッタが散らばるように墓場から出て来て, 8.召集者の方に急ぐ。不信心者たちは言う。「これは大難の日です。」 9.かれら以前に,ヌーフの民も(その預言者を)虚偽とし,わがしもべを嘘付き呼ばわりし,「 気違いです。」と言って追放した。 10.それでかれは主に,「わたしは,本当に力尽きました。どうか御助け下さい。」と祈った。 11.それでわれは,天の諸門を開き水を注ぎ降らせた。 12.また大地に諸泉を噴出させ,水は合わさり,かねての神命によること(洪水)が起きた。 13.しかしわれは板と釘で造ったもの(方舟)にかれを乗せてやった。 14.わが見守る中でそれは走った。これが(皆から)退けられたあの者への報いである。 15.われはこれを一つの印として残した。さて誰か悟ろ者はあるか。16.さあわが懲罰と戒めとはどうであったか。 17.本当にわれは,クルアーンを易しく説き明した。さあ,誰か悟る者があるか。 18.アード(の民)も(真理を)虚偽であるとした。それでわが懲罰と戒めとはどうであったか 。 19.われは災厄の打ち続く日に,かれらに対し荒れ狂う風を送った。 20.すると人間は,根こそぎになった。ナツメヤンの切り株のように,むしり去られた。 21.あの時のわが懲罰と戒めとはどうであったか。 22.誠にわれは,クルアーンを易しく説き明かした。さて,誰か悟る者があるか。 23.サムード(もまた)警告を虚偽であるとした。 24.そしてかれらは言った。「何と,わたしたちの中の一介の人間ではないですか。どうしてこ んな者に従いますか。それこそ邪道,気違い沙汰です。 25.わたしたちの間でかれだけに啓示が下されたのですか。いや,かれは大嘘付きです。」 26.(仰せられた。)「かれらは明日知るであろう。どちらが大嘘付きであるかを。 27.本当にわれは,かれらを試・るため雌ラクダを送るであろう。あなたは耐え忍びかれらを見 守れ。 28.そしてかれらにラクダと水を分配し,順番に飲むよう伝えなさい。 29.だがかれらは仲間を呼び寄せ,その男は(剣を)手にとると膝の腱を切ってしまった。 30.その時のわが懲罰と戒めとがどうであったか。 31.本当にわれは,かれらに向っかて(耳をつんざく)一声を下すと,かれらは家畜の囲いに使 われる枯れ株のようになった。 32.われは,クルアーンを易しく説き明した。さて,誰か悟る者があるか。 33.ルートの民も警告を虚偽であるとした。 34.われは砂石の嵐をかれらに送った。ルートの家族だけは別であった。黎明にかれらを救い, 35.われからの恩恵とした。このようにわれは感謝する者に報いる。 36.(ルートは)わが懲罰をかれらに警告したのだが,かれらはその警告に就いて疑惑の念を抱 いた。 37.そしてかれの賓客(天使)を,かれから奪おうとしたので,われはかれらの目を潰した。「 さあ,わが懲罰と警告を味わえ。」 38.あくる朝,永遠の懲罰がかれらに下った。 39.「さあわが懲罰と警告を味わえ。」 40.われは,クルアーンを易しく説き明した。さあ,誰か悟る者があるか。 41.本当にフィルアウンの一族にも警告者が遣わされた。 42.(だが)われの種々の印を虚偽であるとした。それでわれは,偉大で強力な者の一(組?)・で ,かれらを捕えた。 43.あなたがた不信心者(クライシュ族)の方が,これらの者よりも優れているのか。それとも 啓典の中にあなたがたのための赦免があるのか。 44.それともかれらは,「わたしたちは皆勝利を得る者です。」とでも言うのか。 45.やがてこれらの人々は敗れ去り,逃げ去るであろう。 46.いや(審判の)時は,かれらに約束された期限である。しかもその時には,最も嘆かわしい 最も苦しい目にあうであろう。 47.本当にこれらの罪を犯している者たちは,迷っているか,気違いである。 48.火の中に顔を下にして引きずられるその日,かれらは,「猛火の触れ具合を味わいなさい。 」(と言われよう)。 49.本当にわれは凡ての事物を,きちんと計って創造した。 50.またわが命令は只一言,瞬のようなものである。 51.われはこれまで,あなたがた(マッカの多神教徒)の同類を滅ぼした。さて,誰か悟る者が あるか。 52.かれらの所行は,書冊に凡て記録されている。 53.大小凡てのことが,等しく書き留められている。 54.本当に主を畏れる者は,園と川のある, 55.全能の王者の御許の,真理の座に(住むのである)。
日本語の意味の翻訳
ウィリアムブラウン著書式作成
pdf--
http://globalquran.com/download/pdf/




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