神聖なコーラン
SURA 48-50

SURA 48.勝利章 〔アル・ファトフ〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.本当にわれは,明らかな勝利をあなたに授けた。 2.それはアッラーが,あなたのために過去と今後の罪を赦し,またあなたへの恩恵を果して正し い道に導もいて下さり, 3.また力強い援助であなたを助けようとなされるためである。 4.かれこそは,信者たちの心に安らぎを与え,かれらの信心の上に信心を加えられる方である。 本当に,天と地の諸軍勢はアッラーの有である。アッラーは全知にして英明であられる。 5.それもかれが,信じる男たちと信じる女たちを川が下を流れる楽園に入らせて,その中に永遠 に住まわせ,かれらの様々な罪業を消滅なされるとの思し召しから。これこそアッラーの御許で は偉大な成就である。 6.またかれは,アッラーについて邪な考えをもつ偽信者や女たち,多神教徒は男も女も懲罰なさ れる。かれらはアッラーに就いて,悪い見解で臆測する者である。これらの者には非運が巡って きて,アッラーはかれらに激怒され,崇られ,かれらのために地獄を準備なされる。悪い帰り所 である。 7.天と地の諸軍勢はアッラーのものである。アッラーは偉力ならびなく英明であられる。 8.本当にわれは,実証者,吉報の伝達者また警告者として,あなたを遣わした。 9.それはあなたがたが,アッラーとその使徒を信じ,またかれ(の教えの宣揚)を助け,かれを 尊崇させるためであり,また朝な夕なかれを讃えさせるためである。 10.本当にあなたに忠誠を誓う者は,アッラーに忠誠を誓う者である。アッラーの御手がかれら の手の上にあり,それで誰でも誓いを破る者は,自分の魂を損なう者である。また誰でもアッラ ーとの約束を,果す者には,かれは偉大な報奨を与えるのである。 11.後に居残った砂漠のアラブ人たちは,あなたに向かって,「わたしたちは,財産や家族のこ とに捕われていました。だからどうかわたしたちのために,赦しを祈ってください。」とかれら は,心にもないことを舌の先で言う。言ってやるがいい。「もしもアッラーがあなたがたを害し ようと御望・になり,または益しようと御望・になれば,誰があなたがたのために少しでもアッ ラーの意を翻すことなど出来ようか。」いや,アッラーは,あなたがたの行うことを知り尽され る。 12.いや,使徒と信者たちは,決してその家族の許に帰らないとあなたがたは考え,得意になっ て,邪念を抱いていた。あなたがたは破滅する民である。 13.誰でもアッラーとその使徒を信じないならば,われはそのような不信心の徒に対して燃えさ かる火を準備した。 14.天と地の大権はアッラーの有である。かれは御望・の者を赦し,また御望・の者を懲罰なさ れる。本当にアッラーは,寛容にして慈悲深くあられる。 15.後に居残った者たちも,あなたがたが出動して戦利品が取れるとなると,「わたしたちを入 れてください。あなたがたの御供をします。」と言い,かれらはアッラーの御言葉を変えようと望む。言ってやるがいい。「あなたがたは,決してついて来てはならない。アッラーが既にそう 仰せられたのである。」するとかれらヘ,「あなたがたはわたしたちを恨んでいる。」と言う。 いや,かれらは少しも理解しないのである。 16.あと居残った砂漠のアラブたちに言ってやるがいい。「今にあなたがたは,強大な勇武の民 に対して(戦うために)召集されよう。あなたがたが戦い抜くのか,またはかれらが服従するか のいずれかである。だがこの命令に従えば,アッラーは見事な報奨をあなたがたに与えよう。だ がもし以前背いたように背き去るならば,かれは痛ましい懲罰であなたがたを処罰されよう。」 17.ただし,盲人は(出征しなくても)罪はなく,足の障害者や病人にも罪はない。誰でもアッ ラーとその使徒に従う者は,川が下を流れる楽園に入らされよう。しかし誰でも背き去る者は, 痛ましい懲罰が下されるであろう。 18.かれらがあの樹の下であなたに忠誠を誓った時,アッラーは信者たちに,ことの外御満悦で あった。かれはかれらの胸に抱くことを知り,かれらに安らぎを下し,手近な勝利をもって報わ れた。 19.そしてかれらは,(その外に)沢山の戦利品を得た。アッラーは偉力ならびなく英明であら れる。 20.アッラーは,あなたがたが得ることになる沢山の戦利品を約束なされた。しかも直ぐにそれ を果たされ,あなたがたに(反抗する)人びとの手を押えられた。それは信仰する者への印であ り,またあなたがたを正しい道に導くためである。 21.またかれはいまだにあなたがたの力の及ばないものをも(約束されたが),アッラーはしっ かりと取り囲んでいる。本当にアッラーは凡てのことに全能であられる。 22.不信心者たちが,あなたがたと戦ったとしても,かれらはきっと背を向けよう。かれらには ,保護者も救助者もいない。 23.これは昔からの,アッラーの慣行である。あなたはアッラーの慣行には,少しの変更も見い 出せない。 24.またかれこそは,マッカの谷間であなたがたからかれらの手を,また,かれらからあなたが たの手を押えられた方であり,その後かれは,あなたがたにかれらに対し好結果を与えられた。 本当にアッラーは,あなたがたの行うことの監視者であられる。 25.かれらこそは(啓示を)拒否し,あなたがたを聖なるマスジドから妨げ,また供物がその犠 牲の場に達することを妨げた者である。またあなたがたが,(かれらと混じり住む)信仰する男 や女たちを,知らずに踏・躪って,無意識に罪を犯さないよう (あなたがたの手を押えられた)。かれは御心に適う者をその慈悲の中に入らせられる。もしか れら(善男善女)が(はっきりと)分れていたならば,われは痛ましい懲罰で不信の徒を懲罰し ていたであろう。  26.あの時不信心な者たちは,胸の中に慢心の念を燃やした。ジャーヒリーヤ(時代のような) 無知による慢心である。それでアッラーは,使徒と信者の上に安らぎを下し,かれらに自制の御 言葉を押し付けられた。これはかれらがその(安らぎ)に値し,またそれを受けるためであった 。アッラーは凡てのことを知っておられる。 27.本当にアッラーは,使徒のためにかれの夢を真実になされた。もしアッラーが御望・なら, あなたがたは,安心して必ず聖なるマスジドに入り,あなたがたの頭を剃,または(髪を)短か く刈り込んで(ハッジやオムラを全うする)。何も恐れることはないのである。かれはあなたが たが知らないことを知っておられる。そればかりか,かれは手近な一つの勝利を許された。 28.かれこそは,導きと真実な教えをもって,それを凡ての宗教の上に宣揚するため,かれの使 徒を遺わされた方。本当にアッラーは立証者として万全であられる。 29.ムハンマドはアッラーの使徒である。かれと共にいる者は不信心の者に対しては強く,挫け ず,お栗いの間では優しく親切である。あなたは,かれらがルクウしサジダして,アッラーから の恩恵と御満悦を求めるのを見よう。かれらの印は,額にあるサジダによる跡である。(ムーサ ーの)律法にも,かれらのような者の譬えがあり,(イーサーの)福音にも,かれらのような譬 えがある。それは蒔いた種が芽をふき,丈夫な茎を伸ばして,種を蒔いた者を喜ばせるようなも の。それで不信者たちは,かれらに憤激することであろう。だがアッラーは,かれらの中で信仰 して善行に勤しむ者に,容赦と偉大な報奨を約束なされる。

SURA 49.部屋章 〔アル・フジュラート〕 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.信仰する者よ,あなたがたはアッラーとその使徒を差し置いて勝手な振舞いをしてはならない 。アッラーを畏れなさい。本当にアッラーは全聴にして全知であられる。 2.信仰する者よ,あなたがたの声を預言者の声よりも高く上げてはならない。またあなたがたが 栗いに声高に話す時のように,かれに大声で(話して)はならない。あなたがたの気付かない中 に,自分の行いを虚しくしないために。 3.本当にアッラーの使徒の前でその声を低くする者は,アッラーがその心の敬虔さを試・られた 者である。かれらには,赦しと偉大な報奨があろう。 4.本当に部屋の外から大声であなたを呼ぶ者の多くは,思慮分別のない者である。 5.もしかれらが,あなたの出て来るのを待つならば,それはかれらのためにも良い。本当にアッ ラーは寛容にして慈悲深くあられる。 6.信仰する者よ,もし邪な者が情報をあなたがたに(湾?)したならば,慎重に検討しなさい。これ はあなたがたが,気付かない中に人びとに危害を及ぼし,その行ったことを後悔することになら ないためである。 7.あなたがたの間にアッラーの使徒がいることを知れ。かれがもし多くの事柄に就いてあなたが たに従ったならば,あなたがたはきっと不幸に陥ったことであろう。だがアッラーは,あなたが たに信仰を好ましいものとなされ,またあなたがたの心を,それに相応しくして,あなたがたに 不信心と邪悪と反逆を嫌うようになされた。これは正しく導かれた者である。 8.それもアッラーからの御恵・であり,恩恵である。アッラーは全知にして英明であられる。 9.もしも信者が2つに分れて争えば,両者の間を調停しなさい。もしかれらの一方が他方に対し て,(一方的に)無法なことをするならば,無法者がアッラーの命令に立ち返るまで戦いなさい 。だがかれらが立ちかえったならば,正義と公平を旨としてかれらの間を調停しなさい。本当に アッラーは公正な者を愛される。 10.信者たちは兄弟である。だからあなたがたは兄弟の間の融和を図り,アッラーを畏れなさい 。必ずあなたがたは慈悲にあずかるのである。 11.信仰する者よ,或る者たちに外の者たちを嘲笑させてはならない。それら(嘲笑された方) がかれらよりも優れているかも知れない。女たちにも外の女たちを(嘲笑させては)ならない。 その女たちがかの女たちよりも,優れているかも知れない。そして栗いに中傷してはならない。 また綽名で,罵り合ってはならない。信仰に入った後は,悪を暗示するような呼名はよくない。 それでも止めない者は不義の徒である。 12.信仰する者よ,邪推の多くを祓え。本当に邪推は,時には罪である。無用の詮索をしたりま た栗いに陰日してはならない。死んだ兄弟の肉を,食べるのを誰が好もうか。あなたがたはそれ を忌・嫌うではないか。アッラーを畏れなさい。本当にアッラーは度々赦される方,慈悲深い方 であられる。 13.人びとよ,われは一人の男と一人の女からあなたがたを創り,種族と部族に分けた。これは あなたがたを,栗いに知り合うようにさせるためである。アッラーの御許で最も貴い者は,あな スがたの中最も主を畏れる者である。本当にアッラーは,全知にして凡ゆることに通暁なされる 。 14.砂漠のアラブたちは,「わたしたちは信仰します。」と言う。言ってやるがいい。「あなた がたは信じてはいない。ただ『わたしたちは入信しました』と言っているだけで,信仰はまだあ なたがたの心の中に入ってはいない。もしあなたがたが,アッラーとその使徒に従うなら,かれ はその行いに就いて,少しも(報奨を)軽減されることはない。本当にアッラーは寛容にして慈 悲深くあられる。 15.本当に信者とは,一途にアッラーとその使徒を信じる者たちで,疑いを持つことなく,アッ ラーの道のために,財産と生命とを捧げて奮闘努力する者である。これらの者こそ真の信者であ る。」 16.言ってやるがいい。「あなたがたは自分の宗教を,アッラーに教えようとでも(思うのか) 。アッラーは天地にある凡てのものを知っておられる。本当にアッラーは凡てのことを熟知して おられる。」17.かれらは,自分がイスラームに帰依して,あなたに対する恩を施したように思っている。言 ってやるがいい。「あなたがたの帰依は,わたしヘの恵・とはならない。もしあなたがたが真実 (帰依した)なら,アッラーは,あなたがたを信仰に導くことを,あなたがたへの恵・となされ るのである。」 18.本当にアッラーは,天と地の奥義を知っておられる。アッラーは,あなたがたの所行をよく 洞察なされる方である。

SURA 50.カ―フ章 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 1.カーフ。栄光に満ちたクルアーンによって誓う。 2.いや,かれらは自分たちの間から一人の警告者が現われたことに驚き,そこで不信心な者たち は言う。「これは全く不思議なことである。 3.わたしたちが死んで塵になって(また甦るの)か。それは(理解出来ない)とんでもない甦り である。」 4.われは大地が,かれらを如何に蝕・去るかを知っている。またわが手許には,(凡ゆる始終の )記録の帳簿がある。 5.真理が訪れた時,それを虚偽としたので,かれらは混乱状態に陥った。 6.かれらは頭上の天を見ないのか。われが如何にそれを創造し,如何にそれを飾ったか。そして それには,少しの傷もないと言うのに。 7.また,われは大地をうち広げ,その上に山々を据え,様々の種類の美しい(草木)を,生い茂 らせる。 8.(それらは)悔悟して(主の御許に)返る凡てのしもべが,よく観察すべきことであり,教訓 である。 9.われはまた,祝福する雨を天から降らせて,果樹園や収穫の穀物を豊かに生長させる。 10.びっしりと実を付けた丈の高いナツメヤシの木は, 11.(アッラーの)しもべたちの食料。またそれ(雨)でわれは死んだ大地を甦らせる。呼出し (復活)にしても同じようなこと。 12.かれら以前も,(使徒を)嘘付き呼ばわりした者があった。ヌーフの民も,ラッスの仲間も サムードも, 13.またアードの民も,フィルアウンも,ルートの同胞も, 14.また森の仲間またトッバウの民も皆使徒を嘘付き呼ばわりした。だから(われの)警告は確 実に実現されてしまった。15.最初の創造のために,われが疲れたというのか。いや,かれらは新しい創造に就いて疑いを 抱いている。 16.本当にわれは人間を創った。そしてその魂が囁くことも知っている。われは(人間の)脛動 脈よりも人間に近いのである。 17.見よ,右側にまた左側に坐って,2人の(守護の天使の)監視者が監視する。 18.かれがまだ一言も言わないのに,かれの傍の看守は(記録の)準備を整えている。 19.そして実際に死の昏睡が訪れる。これはあなたが避けてきたもの。 20.そしてラッパが吹かれる。これはあの約束された日である。 21.そして各々の魂は,追手と証言者に伴われて来る。そして各々の魂は,(羊の群を追い立て るように)追手(の天使)一人と(現世の諸行を証言するための)証言(の天使)一人に伴われ てやって来る。 22.(その時,言われよう。)「あなたは,この(審判の日)に就いて実際注意しなかった。わ れは今,あなたから覆を取り除く。今日は,あなたの視覚は鋭敏である。」 23.かれの同伴の仲間は言う。「これが,わたしの準備したものです。」 24.(その時主は仰せられよう。)「あなたがた両名,反逆した頑迷な者を凡て,地獄に投げ込 め。 25.正しい道を妨げた者,掟を破っス者,(真理に)疑いを抱いた者, 26.アッラーと同位に外の神を立てた者,あなたがた両名は,これらを厳しい懲罰の中に投げ込 め。」 27.かれの仲間は言う。「主よ,わたしがかれを背かせたのではありません。かれが(自ら)遠 く迷い込んでしまったのです。」 28.かれは仰せられよう。「われの前で議論してはならない。われは即にあなたがたに警告した のである。 29.われは言ったことを変えることはない。またわれのしもべたちに対し,決して不正ではない のである。」 30.その日われが地獄に,「満員になったか。」と問うと,「なお多くの(入る)者がおります か。」と答える。 31.主を畏れる者には,楽園が近づいてくる。直ぐ近くに。 32.これは悔悟して常に(アッラーに)帰り(主の掟を)守る凡ての者のために約束されていた ものであり,33.目に見えない慈悲深き御方を畏れ,心の底から悔悟して(主に)帰った者たちのため(のも のである)。 34.「安んじてそれに入れ。これは永遠の日である。」 35.かれらのためにはそこに,欲しいものは何でもあり,またわが許からもっと追加があろう。 36.われはかれら以前に,如何に多くの世代を滅ぼしたことか。かれらは,これら(マッカの多 神教徒)よりも力においてもっと勇猛であったではないか。それでかれらは諸都市を巡り歩いた が,何処に避難所があろうか。 37.本当にこの中には心ある者,また耳を傾ける者,注視する者への教訓がある。 38.われは天と地,またその間にある凡てのものを6日の間に創造した。しかしわれは少しの疲れ も感じることはなかった。 39.それであなたはかれらの言うことを忍び,主の栄光を誉め讃えなさい。太陽が登る前と沈む 前に。 40.また夜も,かれを讃えて唱念しなさい,また礼拝の終りにも。 41.耳を傾けなさい。召集者が直ぐ近い所から呼ぶ日に(備えて)。 42.その日,かれらは真実の一声を聞こう。それは(墓場から)出て行く日である。 43.本当にわれは生を授け,また死を与える。われに(凡てのものの)帰着所がある。 44.その日,大地はかれら(の所)から裂け,かれらは急いで出て行く。これこそが召集で,わ れにとっては容易な業である。 45.われはかれらの言うことを良く承知している。あなたはかれらに強制してはならない。わが 警告を恐れる者たちに,クルアーンによって訓戒しなさい。

日本語の意味の翻訳
ウィリアムブラウン著書式作成
pdf--
http://globalquran.com/download/pdf/


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